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京急600形の簡単な解説

※この解説の最終更新日:2015年1月11日

京急600形は1994年(平成6年)に登場した電車です。
現在の京急の顔の第一人者です。

2014年4月現在、8両編成が8編成、4両編成が6編成の計88両が在籍しています。
電動車は58両、付随車は30両です。
廃車は発生していません。

外観
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車体材質はアルミ製です。

車体は、赤い電車で窓周りにはアイボリーの塗装が施されています。前面は3次元曲面と
なっています。この前面形状は今後登場する2100形、新1000形に引き継がれています。
ワイパーはワイパーカバーに収納されています。登場当時はこのカバーはイロンデル
グレーで塗装されていましたが、視認性向上のため現在のアイボリーに変更されました。
なお、ワイパーカバー上部は黒塗装のため2100形などより細く見えます。また、2100形の
ような切り抜き文字は表記されていませんでしたが、更新工事の際に「600」という表示の
切り抜き文字があるカバーに変更されました。上部までアイボリーで塗装されているため、
以前より太く見えます。
前面には非常用ドアが設けられています。
尾灯や急行灯、車側灯にはLEDが採用されていましたが、尾灯と急行灯は更新工事と
同時に、2100形や新1000形と同様の電球式に変更されています。
車体側面は両開きの3扉となっています。

全編成にスカートが設置されています。更新工事前は大型のものでしたが、工事後は
2100形と同型の一回り小型のものに変更されました。

登場当時は全ての車両の種別・行先表示が黒幕でしたが、現在は全車が白幕に交換
されています。
2014年12月には、SR無線を設置するため、前面のみ運番・種別・行先表示のLED化が
順次開始されました。現在、603編成・604編成のみ幕のままとなっています。
新1000形のLEDとは異なるようです。また、行先もフルカラーのようです。

内装
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車内は登場当時はクロスシートのみでしたが、現在はロング化工事が行われ8両編成は
全車両、4両編成は1編成が新1000形アルミ車と同様の扉間がロングシート、車端部が
クロスシートという構成となっています。ただし、運転席直後の展望席はクロスシートの
ままとなっています。

ロング化工事車のドア上部にはLED式またはLCD式の車内案内表示器が設置され
ました。2014年現在は全ての車両がLCD式となっています。
同工事を受けた車両にはドアチャイムも設置さています。

制御装置
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制御装置は、東洋電機製、または三菱電機製のGTO素子によるVVVFインバータを採用
しました。以前は、両社のインバータを搭載した混載編成も存在していましたが、
他編成との機器載せ替えを実施したため、消滅しました。
インバータは601編成〜607編成までは両社とも比較的高音ですが、608編成と4両
編成全編成は両社とも比較的低音となっています。

更新工事
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2009年(平成21年)には601編成で更新工事が行われました。以降、602編成・603編成・
607編成・606編成・605編成・652編成・604編成・651編成・608編成・656編成・653編成・
654編成・655編成の順番で更新工事を行い、2014年現在は全ての車両が更新車と
なりました。
更新車では、車内旅客案内表示器がLCD化されましたが、601編成が更新された時は
まだ本格導入に至っていなかったため、LEDのままとされました。なお、後の検査
入場時にLCD化されました。

運用
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×=エアポート

600形は大師線を除く京急全線で使用されるほか、都営浅草線・京成線・北総線・
成田スカイアクセス線に直通しています。種別は、普通・×急行・急行・特急・快特・
アクセス特急・×快特で使用されています。

8両編成は主に都営浅草線・京成線・北総線・成田スカイアクセス線直通の普通・×急行
・急行・特急・快特・アクセス特急・×快特に使用されています。
大師線を除き京急全線で見ることができます。

4両編成は主に京急線内の普通車や快特・特急の増結に使用されています。また、2本
繋げて普通・×急行にも使用されています。本線(品川〜泉岳寺を除く)・逗子線・空港線で
見ることができます。
なお、架線検測で大師線に入線することがある他、過去の正月臨時特急のだるま
エクスプレスでも大師線に入線したことがありますが、通常運用では現在に至るまで
大師線に入線したことはありません。
夏季節電ダイヤ中は一部の×急行に4両単独で充当されることがありました。

1500形・2000形・600形・2100形・新1000形と連結することができます。

その他
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606編成は2005年(平成17年)より車体を青色に塗装した「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」と
して運転されています。

京急では方向幕を白幕から黒幕に取り替えるときは検査入場時の場合が多いですが、
8両編成は京急車による佐倉行きが登場し、それまでは佐倉幕が入っていなかったため
入場とは関係なく順次佐倉幕が追加された白幕に交換されました。

前述したように、608編成と4両編成のインバータは低音となっています。そのためかなり
うるさいです。特に、三菱製は全身に響くほどうるさいです。

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