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廃車:
1701F

京急1500形の簡単な解説

※この解説の最終更新日:2015年1月11日

京急1500形は1985年(昭和60年)に登場した電車です。
現在の京急でオールマイティに活躍する車両です。

2015年1月現在、27編成とその他1両の計158両が在籍しています。内訳は、8両編成が
5本40両、6両編成が15本90両、4両編成が7本28両です。
電動車は120両、付随車は38両です。
なお、厳密には電動車が1500形、付随車が1900形と両車で形式番号が異なります。
脱線事故の為、8両が廃車されています。そのうち1両は姿を残しており、金沢検車区の
脱線事故復旧訓練施設にて使用されています。

外観
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初期の20両は車体材質が鋼製でしたが、それ以降の車両はアルミ製となりました。

車体は、赤い電車に白い帯が引かれた塗装が施された京急の標準色です。ワイパーは
助手席側にも設置されています。尾灯や車側灯にはLEDが採用されていましたが、更新
工事により電球に交換されました。ライトケースは2000形に類似しています。両開きの3扉
となっています。窓は開きます。

界磁チョッパ編成はスカートが設置されていませんでしたが、更新工事のときに設置
されました。1700番台には製造時から設置しています。ちなみに、スカートは界磁チョッパ
と1700番台では形状が多少違います。なお、最近出場した1700番台は、部品共通化の
ためか他番台と同様のものに交換されています。

登場当時は全ての車両の種別・行先表示が黒幕でしたが、現在は白幕に交換されて
います。

内装
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車内はオールロングシートとなっています。更新工事の際にはドア上部にLED式の車内
案内表示器とドアチャイムが設置されました。

番台区分・制御装置
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制御装置は、登場時からしばらくは界磁チョッパを採用してましたが、1990年(平成2年)
からの車両はGTO素子によるVVVFインバータを採用しました。ただし、1991年製の車両
のみ従来の界磁チョッパが採用されました。

番台区分は登場からしばらくの間は1500番台が界磁チョッパ4両編成、1600番台が界磁
チョッパ6両編成、1700番台がGTO-VVVF編成となっています。以上の番台の車両は
全てが電動車です。
これに加え、付随中間車のみの1900番台があり、1600番台の一部と1700番台に2両ずつ
組み込み8両編成にしていました。

その後、1700番台は登場時と変わりありませんが、界磁チョッパ8両編成は6両編成への
編成組み換えにより、消滅しました。
組み換えの内容は、6M2Tの8両編成から中間2両電動車を引き抜き、1500番台に組み
込み全電動の6両編成化、抜き取られた1600番台は4M2Tの6両編成化です。なお、
1600番台は4M2Tで加速力不足のため、組み換え時にIGBT-VVVF化しました。
なお、元々1600番台の全電動車6連についてもIGBT-VVVF化しました。この工事の際、
中間2両は1900番台に改造・改番され、4M2T編成となりました。

現在は、組み換えにより登場した全電動6連の1500番台をIGBT-VVVF化にする工事が
進められています。この工事でも全電動6連の1600番台のIGBT-VVVF化工事同様に
中間2両は1900番台に改造・改番され、4M2T編成となりました。なお、パンタグラフの
位置が1600番台のIGBT-VVVF化編成と同様の配置に改造されました。

この他にわずかな期間のみ存在していた編成として、1500番台の8両編成、1600番台の
4両編成、全電動の1600番台8両編成などがありました。

なお、これらの工事を実施しているため、現在は1600番台の車両が減り、代わりに
1900番台の車両が増えています。

2013年からは、1600番台の車両を検査と同時に1500番台に改番しています。
現在改番済み編成は、1585編成(旧1637編成)、1561編成(旧1601編成)、1593編成
(旧1649編成)、1589編成(旧1643編成)、1565編成(旧1607編成)、1569編成(旧1613編成)
です。
※編成表記は改番順

工事
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京急線での一部の快特が120Km/hで運転開始するにあたり、非常制動時の停止距離を
600m以内とするための改造工事(増圧ブレーキ)が鋼製以外の車両を対象に行われ
ました。

2001年(平成13年)から2009年(平成21年)にかけて更新工事が行われました。このときに
前述したドア上の車内案内表示器やスカートの設置工事が行われました。他にも、転落
防止幌の設置や冷房装置の交換なども行われました。

前述したとおり、8両編成から抜き取った4M2Tの界磁チョッパ6両編成はインバータ
改造を行っています。なお、全電動の6両編成である1637編成・1601編成・1607編成は
中間2両を電装解除をした上でインバータ改造を行っています。電装解除された車両は
1900形に形式変更しています。また、全電動の6両編成の1500番台も中間2両を電装
解除をした上でインバータ改造を行っています。現在、未改造なのは1541編成だけです。

運用
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×=エアポート

1500形は京急全線で使用されるほか、都営浅草線・京成線(高砂まで)・北総線に直通
しています。種別は、普通・×急行・急行・特急・快特で使用されています。
詳細は下記の通り。

8両編成は主に都営浅草線・京成・北総線直通の普通・×急行・急行・特急・快特に
使用されています。大師線を除き京急全線で見ることができます。

6両編成は主に京急線内の普通・×急行に使用されています。
大師線を除き全線で見ることができます(久里浜線は堀ノ内〜京急久里浜のみ)。

4両編成の鋼製車は主に大師線の普通車に使用されています。また、稀に本線普通車や
朝夕ラッシュの快特や特急に増結される事があります。なお、増圧ブレーキを装備して
いないため、日中の快特に連結して走ることは基本的にありませんでした。
その他、今のところ1度だけ、2本繋げて×急行に使用されたことがある他、アルミ車とも
連結して×急行に使用されたこともあります。
基本的に大師線で見ることができます。なお、大師線運用以外充当の場合は、アルミ車
4連とほぼ同様です。

4両編成のアルミ車は主に京急線内の普通車や快特・特急の増結に使用されています。
また、ごく稀に別形式4連と繋ぎ×急行に使用されることもあります。
本線(品川〜泉岳寺を除く)・大師線・逗子線・空港線で見ることができます(鋼製車は
空港線を除く)。
なお、1521編成は原則大師線、1525編成は原則本線で使用されます。
なお、夏季節電ダイヤ中は×急行に4両単独で充当されていました。
また、ごく稀に、2本しかないアルミ車4連が2本連結して走ることがあります。

1500形・2000形・600形・2100形・新1000形と連結することができます。また、1500形の
4両編成を2本繋げて8両で運転することもごく稀にあります(自社線内限定)。


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