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上記編成表は写真を掲載している編成のみ表記

京急1000形の簡単な解説

※この解説の最終更新日:2014年4月1日

京急1000形は1959年(昭和34年)12月26日に入籍し、1960年(昭和35年)1月13日に営業開始した電車です。1978年(昭和53年)までの19年間製造されました。
かつての京急では主力車両として使われ、京急での役目を終えた今はことでんで
新たな役目を背負い毎日走っています。

2002年(平成14年)には2代目の1000形(通称、新1000形)が登場したため、初代の1000形
は旧1000形とも呼ばれています。

2011年3月末に、編入車・新造車の全356両が廃車となり、廃形式となりました。

2014年4月現在、京急ファインテック久里浜事業所に1351編成(2両編成)が当時の
姿のまま主に無架線地帯に留置されています。無架線地帯に他の車両を入れる
場合は動かす必要があるため、自走では無いですが動く姿を見ることができます。

2010年6月28日に営業運転離脱しました。なお、同月26日にはさよなら記念入場券
発売、翌27日にはありがとう運転が行われました。

19年間という長い間製造され続けたため、多くの種類が存在しています。そのため、
1000形はA〜Fでグループ分けされています。

なお、以下の記事では特記がない限り、最後まで運用を続けていたFグループのみに
ついて解説します。

外観
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車体材質は鋼製です。転落防止外幌は設置されていません。

車体は、赤い電車に白い帯が引かれた塗装が施された京急の標準色です。ワイパーは
運転席側のみ設置されています。尾灯と急行灯はライトケースにまとめられています。
片開きの3扉となっています。窓は開きます。

方向幕・種別幕ともに、黒幕が採用されています。最後まで方向幕に旧幕を装備して
いたのは1375編成で、交換されずにそのまま廃車されました。

内装
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車内はオールロングシートとなっています。車内には扇風機も設置されています。
車内は寒色系でまとめられています。

制御装置
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制御装置には三菱製の抵抗制御が採用されています。

更新工事
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現在、全車両の行先表示機が黒幕ですが、元々は白幕でした。更新工事の際に白幕
から黒幕に交換されました。このため、このFグループの車両は「黒幕車」と呼ばれて
います。なお、このFグループ以前の全車両は更新後のFグループとは違い白幕を装備
しているので、「白幕車」と呼ばれています。

営業運転終了後の運用
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2010年6月28日に営業運転離脱したので、それ以降は営業で走行することはありません
でした。ですが、1351編成はクト2牽引のため2010年度中は在籍し、定期検査のために
クト2を連結し走行したこともありました。

2010年5月16日ダイヤ改正後〜廃車までの運用
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×=エアポート

1000形は久里浜線の京急久里浜〜三崎口を除く京急全線で使用されています。種別は、普通・×急行で使用されていました。詳細は下記の通りです。

6両編成は主に京急線内の普通車に使用されていました。大師線を除き全線で見る
ことができました。(久里浜線は堀ノ内〜京急久里浜のみ)。
×急行には一度だけ充当されました。幕は装備されていないので急行幕で代用です。

4両編成は主に大師線で使用されていました。以前の大師線はほぼ1000形で運転されて
おり、ほぼ絶対の確率で見ることができましたが、末期は1本しかなく、日中は1500形
のみで運転されることが殆どでした。末期は本線を営業運転することはありません
でしたが、大師線関連で京急川崎〜神奈川新町の朝夕の回送は最後までほぼ毎日
運転していました。

8連消滅後〜2010年5月16日ダイヤ改正日までの運用
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1000形は久里浜線の京急久里浜〜三崎口を除く京急全線で使用されています。種別は、普通・急行・特急・快特で使用されていました。詳細は下記の通りです。

6両編成は主に京急線内の普通車に使用されています。平日の朝夕には特急や快特で
使用されることもあります(朝は1500形と共通運用なので入る確率はほぼ半々、夕は
1ダイヤのみほぼ1000形の固定運用)。また、土休日には急行や特急で使用されることも
あります(基本は800形の固定運用)。大師線を除き全線で見ることができます
(久里浜線は堀ノ内〜京急久里浜のみ)。
なお、6両編成は終夜運転時に京成線高砂まで入線することもあります。1000形が最後に
京成線・都営線に乗り入れたのは2008〜2009年の終夜運転時で、1363編成です。

4両編成は主に大師線で使用されています。以前の大師線はほぼ1000形で運転されて
おり、ほぼ絶対の確率で見ることができましたが、現在は2本しかなく、日中は1500形
のみで運転されることもよくあります。なお、京急本線を営業で運転することは現在は
ほぼありませんが、大師線関連で京急川崎〜神奈川新町の朝夕の回送は今でも見る
ことができます。
ちなみに、本線で営業運転して場合は、その日に廃車回送があるかもしれません。

現有営業車では1000形のみと連結することができます。事業用車とは全ての車両と連結
できます。また、廃形式では、700形とも連結することができました。

過去の8連・2連運用
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8両編成・2両編成は、2008年7月頃に最後まで残っていた8両編成1本と最後まで残って
いた2両編成2本を組み換えをして、4両編成3本になりました。このうち2本は連結させ、
先頭車部分を幌でつなげた8両編成になりました。この時点で中間に先頭車を含まない
8両編成と2両編成が消滅しました。そして、2008年11月には新1000形1097編成の営業
開始にともない4両編成2本にばらされました。

運用末期の8両編成は朝は9B運用で京急線内快特・特急、夕は81SH運用で都営浅草線直通の快特・特急に使用されていました。また、稀にでしたが、朝は11B運用で京急線内
特急・快特、夕は87SH運用で都営浅草線直通の快特・特急に使用後、京急線内の快特・
特急・急行にも使用されていました。2008年11月7日で定期直通運転を終了し、4両
編成にばらされました。

運用末期の2両編成は、2両編成2本を連結させ朝の増結車として使用され、日中は4両
編成として京急線内の普通車として使用されていました。

その他
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記憶が正しければ、8両運転最終日の11月7日だけ、1000形の8両編成と新1000形の
1097編成が同時に営業運転を行っていました。

1000形で一番新しい編成は1243編成です。2009年の10月21日で登場から31年経ちます。

2009年(平成21年)12月26日で登場(入籍)50周年になります。一番初めに入籍したのは
1013編成です。

1309編成と1321編成は京急110周年記念事業として往年の塗装にラッピングされました。
1309編成は「ありがとうギャラリー号」、1321編成は「京急110年の歴史ギャラリー号」と
して運転されていました。


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